MENU

公証役場で後見人書類作成

公証役場。私の今までの人生で、まったくご縁のなかった役所です。

ここで作成してもらう書類は、学区への提出とビザの申請にも必要になるとのこと。

留学エージェント「W」から送付された書類を持って、最寄りの公証役場に行ってみました。

目次

未成年の留学には後見人が必須

息子は未成年のため、「カストディアン」と呼ばれる(後見人)が必要となり、後見人宣誓書(Custodian Declaration Form)という書類をカナダの移民局へ提出しなければなりません。

つまり、私たち保護者に代わり、カナダ滞在中の息子の保護者としての責任を負ってくれる方を「後見人」として指名し、両国で公証手続きを実施することで法的に有効となるのです。

その手続きを行うために、公証役場なるところに出向く必要がありました。

公証役場の予約

はじめて耳にする、日本公証人連合会という存在。法務省管轄の関連機関だそう。

公証役場・公証人は,遺言や任意後見契約などの公正証書の作成,私文書や会社等の定款の認証,確定日付の付与など,公証業務を行う公的機関(法務省・法務局所管)です。中立・公正な公証人が作成する有効確実な書面を残すことにより,争いを未然に防ぐことができます。特に,「争族」「争続」とも揶揄(やゆ)される相続については,遺言書の作成はとても大事で、近時遺言公正証書を作成される方が増加しています。

引用:日本公証人連合会ホームページ

遺言や離婚などの場面で、あらかじめ公的に認証してもらうことで揉め事を防止するのを目的とした国家機関なんだって!

まずは最寄りの公証役場に連絡し、必要書類の確認をして、予約をお願いしました。

地域によっても必要書類などが変わるそうなので、事前に確認が必要です。

私たちの地域では以下の書類が必要とのことでした。

必要書類
  • 認証予定の書類一式(エージェント「W」で署名欄以外を作成されたものが送付されてきました)
  • 戸籍謄本
  • 私たち保護者2名の本人確認書類(運転免許証などの公的身分証)
  • 手数料2通分(¥23,000)

認証書類1通であれば5,500円ですが、今回は英文での書類が必要であったためプラス6,000円必要でした。そして、高校用と高校準備コース用で後見人が異なることもあり、2通必要となったためにやや高額となってしまいました。

公証役場での手続き

そして11月のとある日、予約時刻に公証役場へ出向きました。

個室に通され、夫婦それぞれが本人確認された後に公証人の目の前で署名し、料金を精算して終了。

かかった時間は約30分でした。

平日の昼間、この30分のためだけに夫や私の時間を調整するのはかなり大変だったのですが、何の問題もなくあっけなく終わりました。

この後見人書類を留学エージェント「W」に郵送し、私たちの後見人関連の手続きは完了です。

現地でも同様の手続きが実施されていた

そのころ、現地カナダでも公証役場で同様の手続きが実施されていました。

指名した後見人が公証役場に出向き、同じ書類に対し、自分が後見人を引き受けるという意味の署名をしていただいています。

そして両方の国で作成された書類を、カナダの移民局に提出することになるのです。

はじましての方はこちらから。
時系列で順を追って記事を読むことができます。

目次