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高校正規留学の留学先をカナダ・バンクーバーに決めた理由

たくさんの国の中で、なぜ留学先をカナダに決めたの?と聞かれることがあります。

アメリカにほど近いカナダですが、アメリカじゃなくてなぜカナダ?と思われる方もいるかもしれません。

それには理由がありました。

目次

カナダへの留学は必然だった!?

留学の目的のひとつとして、海外の高校に入学して3年間を過ごし、卒業するというものがありました。

ほとんどの国においても日本と同じく、私立か公立かを選択することになります。

芸能人のお子さんなどで留学される方、例えば高嶋ちさ子さんのご子息などはアメリカのボストンにある私学に留学中なのは有名な話ですよね。

全寮制のボーディングスクールや、芸術に特化した学校など、私立の学校は選択肢もたくさん。

息子の場合「得意な英語を伸ばしたい」という漠然とした目標はあったものの、何かひとつの目的のためにこの学校に行きたい、などといった希望は特にありませんでした。

しかも、学校の種類や規模などにもよりますが、そういった一芸に特化した私立の学校は、学費の面で日本の10倍くらいかかるところもあるそうです。

我が家はとてもそんな余裕はない。

となると選択肢は公立高校一択です。

留学エージェントに行って話を聞き、初めて知ったことですが、公立高校で卒業を目的とした場合、国の選択肢は以下の3国に限られるそうです。

  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド

そして、その3国の中で選んだのがカナダだったというわけです。

カナダを選択した決め手

カナダ、オーストラリア、ニュージーランド。この3つの国から選択するにあたって、検討を重ねた結果、カナダを選択した我が家。

ところで、カナダの首都ってご存じでしょうか。

バンクーバー?トロント?

どちらも違います。カナダの首都は、オタワです。

もちろん周知の事実ではありますが、実は恥ずかしながら、カナダを留学先の選択肢として考えるまで、カナダの首都さえあいまいだった私。

バンクーバーって、確かオリンピック開催地だったよね。
あ、あとカナダはスキーの本場で、ヘリスキーができるって聞いたことある!

バンクーバーには観光目的で数回訪れたことがあるものの、文化や歴史など考えたこともなく、当然、国の背景なども意識したことがありませんでした。

でも、調べを進めてみると、カナダはもともとイギリスやフランス系移民によって作られてきた国だということ、カナダインディアンが暮らしてきた土地に様々な国から人々が移り住んできたという歴史があるということがわかってきました。

多様な文化があり、様々な人種や価値観までもが混在するカナダ。

世界にはいろいろな人種がいて、その数だけ文化があり、歴史があり、それぞれに問題を抱えていること、日本での当たり前の生活が、いかに平和で幸せかを改めて感じられること。

まだ15歳という若さで多文化社会に飛び込み生活してみることで、そんなことを肌で感じて学べることこそが、留学の目的にかなっていると感じたのです。

なぜバンクーバー?

広大なカナダの国土は日本の26倍!自然が多いことでも知られています。

そんな中で選んだのは、バンクーバー地区の高校でした。

カナダへの入り口のひとつ、バンクーバー国際空港があるBC(ブリティッシュコロンビア)州はカナダの南西部に位置しています。日本でいうと札幌のちょっと上あたりの北緯約49度。

寒い印象のあるカナダですが、BC州のあたりは、冬でも東京と比較して気温はやや低いものの、カナダの中では温暖な地域にあたるそう。

以下は年間の平均気温の東京との比較グラフですが、日本と同じような曲線を描いています。

カナダの山奥では冬はマイナス20~30℃になるところもあるそうですが、バンクーバーは平均をみてもマイナスになることはほとんどないということです。

そして夏でも最高気温が25℃程度で湿気が少なくカラッと晴れる日が多いそう。日本の関東地方の夏はじめじめと40度近くになることを考えると、暑がりの息子には最適な環境です。

バンクーバー市街地のど真ん中にあるカナダ・プレイス、歴史的な独特な雰囲気をもつダウンタウン、川から70メートルの高さにある壮大なキャピラノ吊り橋、広大な敷地のスタンレーパーク、今でも蒸気を出しているガスタウンの蒸気時計などなど、観光名所もたくさんあります。

私自身が旅行で訪ねていたときの印象は、洗練された都会なのにちょっとバスに揺られるだけで海や山などの大自然を肌で感じられる、都会と自然とが融合した街。そして移民にやさしい街。

ネットで現地の情報を確認したり、マップアプリで写真を見たりするうちに、息子もバンクーバーを気に入り、最終的にバンクーバーにほど近い高校へ希望を出すことになったのです。

さて、留学先をカナダに決めたことで、次のステップは下準備。

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