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就学ビザに必要なバイオメトリクス登録

2018年から、カナダのビザを申請する際に個人識別情報である顔写真と指紋の提供が義務付けられたそうで、学生ビザ(就学ビザ)取得の一環として、バイオメトリクス登録が必要となりました。この登録内容は10年間有効だそうです。

渡航先がカナダの場合、日本に2か所(東京・大阪)にしかないカナダビザ申請センター(VFS Global)に出向くことになります。

VFS Globalは、カナダ政府の公認を受け、日本でカナダ政府のビザ申請手続きのサポートを行う唯一のサービスプロバイダグループです。

引用:VFS Globalホームページより

本人の顔写真と指紋の登録のため、本人が出向く必要があります。平日の昼間にしか登録ができないため、極力中学校への影響が少ない日を選んで予約しました。

そして予約日当日。

東京都港区にあるカナダビザ申請センターへ出向きました。全国2か所しかないということで、どんなに大きなセンターかと思いきや、小さなビルの一角でした。(現在は中央区に移転していたようです)

薄暗いエレベータを4階まで上がると、小さなロビーには誰もいない。「御用の方はこちら」と書かれたベルを恐る恐る押すと、厳重に施錠された部屋から女性があらわれ「本人しか入れませんので」とさっさと息子を連れて行きました。

息子は15歳。まだまだ一般常識が身についている年齢ではありません。事前情報として「バイオメトリクス登録といって、写真とって指紋とるらしいよ」としか伝えていなかったため心配しましたが、約30分後、無事に手続きを済ませて出てきました。

言われるがままに顔写真と指紋をとり、サインをしただけだとのこと。

この先、カナダでは何でもひとりでこなさなければいけないのです。その第一歩が無事に成功したといったところでしょうか。

実際に、息子を待つ間に数人の方がビザセンターを訪れてきましたが、そのほとんどがワーキングホリデーと思われる若者たちでした。

そして皆さん、掲示物を見てきびきびと動き、わからないことがあれば先客に聞くなど、とても積極性に優れている方たちだなぁと感じました。

待ち時間にスマホをいじることもなく、掲示物を確認したり、書類のチェックをしたり。

また同じ境遇であろう方に「カナダですか?僕も4月からの予定で・・・」などと話しかけ、その場で連絡先の交換などをする姿を目の当たりにしました。

こうやって、自主的にどんどん動くような方たちが海外へ出て活躍して今後の日本を担っていくんだろうなぁ・・・と、感慨深くなってしまいました。

頑張れ、若者!!!

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