「カナダ高校留学 部活」「カナダ 高校 スポーツチーム」「留学生 部活 参加方法」などは、留学前によく検索されるテーマです。
実際、カナダの高校における部活動の仕組みは日本と大きく異なるため、分かりにくいと感じる人も多いと思いますが、カナダの高校にはスポーツチームやクラブ活動があり、多くの生徒が授業以外の活動に参加しています。
息子も留学中にサッカーのトライアウトに挑戦し、その後は陸上競技やクロスカントリーなど、いくつかのスポーツに参加しました。

このブログは、日本の中学卒業後にカナダの公立高校へ留学した息子の、卒業を目指す奮闘の実体験を保護者目線で記録しています。
今回は、カナダ高校の部活動(スポーツチーム)の仕組みや日本との違い、留学生の参加方法について実体験ベースで解説します。
カナダ高校留学で部活はある?スポーツチームの仕組み
カナダの高校にも日本の部活動に近い活動はありますが、「部活」というよりはスポーツチーム(School Team)という位置づけです。
学校ごとに複数のチームがあり、生徒は興味のある競技に応募して参加します。
代表的なスポーツには以下があります。
- サッカー(Soccer)
- バスケットボール(Basketball)
- バレーボール(Volleyball)
- ラグビー(Rugby)
- 水泳(Swimming)
- 陸上競技(Track and Field)
- クロスカントリー(Cross Country)
- テニス(Tennis)
- バドミントン(Badminton)
- ゴルフ(Golf)
- スキー・スノーボード(Ski / Snowboard)
文化系クラブやボランティア活動もあり、選択肢は日本よりも柔軟な印象です。
カナダと日本の高校部活の違い(シーズン制・参加方式)
シーズン制(Fall / Winter / Spring)
カナダの高校スポーツはシーズン制が基本です。
- Spring Sports(春)
-
陸上競技、テニス、バドミントン など
- Fall Sports(秋)
-
クロスカントリー、サッカー、バレーボール など
- Winter Sports(冬)
-
バスケットボール、ホッケー、スキー など
このため、日本のように「1つの部活に3年間所属する」というより、季節ごとに競技を変える生徒も多いのが特徴です。
入部ではなく「参加申し込み」スタイル
カナダでは部活動に「入部」とするいう概念よりも、大会を目指してチームを組むためのメンバー募集に応募して参加する形式です。
学校のポータルサイトや掲示板で募集情報が公開され、生徒が自分で参加したいチームを選びます。
競技によってはトライアウト(選考会)があり、実力でメンバーが決まることもあります。
カナダ高校の部活はトライアウト(選考制)がある
カナダの高校スポーツでは、多くの競技でトライアウト(Tryout)が実施されます。
最近は、日本の部活動やスポーツチームでもよく耳にする言葉ですが、このトライアウトこそが、「誰でも入部できる部活」とは大きく異なる点です。
ただし、留学生だから不利になることはなく、あくまでも実力主義。現地生徒と同じ条件で評価されます。
留学直後にサッカーのトライアウトに挑戦してみましたが、最終的にメンバーには選ばれず、その後は陸上競技やクロスカントリーなど、別のスポーツに参加しています。
留学生の部活参加方法|申し込み・保護者同意・費用(Activity Fee)
募集案内を確認して申し込む
まずは学校のポータルサイトや掲示板で募集情報を確認し、参加したいスポーツチームに申し込みます。
スポーツチームによっては、日本にいる保護者の同意が必要です。息子が陸上競技に参加した際も、オンラインフォームで保護者の署名・同意が求められました。
留学生でもオンラインで完結するため、日本から対応可能です。
Activity Fee(活動費)がかかる
参加が決まると、学校のオンライン支払いシステムからActivity Fee(活動費)が請求されます。
息子の場合、以下の請求がきました。
- 陸上競技:110CAD
- クロスカントリー:75CAD


上の画像はクロスカントリー参加時に受け取ったメール。
実際のメールでは、学校の支払いサイトにリンクされ、そのままクレジットカードやApplePayで支払うことができます。
金額は学校や競技によって異なりますが、日本の部費と同程度のイメージです。
実際に息子が参加したカナダ高校の部活動体験
サッカーのトライアウトに挑戦
息子は日本で幼少期から中学までサッカーを続けていました。
留学前から



留学中にスポーツも頑張りたい
と話していた息子。
高校に入学したばかりのころ、サッカー部のトライアウトに参加しました。
選ばれるのは、全学年で20人の狭き門。
地域でも強豪校だったこともあり、残念ながらGr10(高校1年生)でメンバーに選ばれる生徒はいなかったそうです。当然、息子も選ばることはありませんでした。
ただ、実力で評価される仕組みであり、留学生でも現地生徒と同じ条件で挑戦できることが分かりました。
陸上競技とクロスカントリーに参加
その後、体育の授業での評価をきっかけに、先生からの推薦を受け、陸上競技チーム(Track and Fields)へ参加しました。
地域の選抜を経てBC州の大会にも参加することができ、とても良い経験ができたのではないかと思います。
さらに秋にはクロスカントリーにも参加し、シーズンごとに異なるスポーツへ挑戦する経験をしています。
まさに「参加することに意義がある」というものだと実感しました。
カナダの高校スポーツは、「まずやってみる」という感覚で参加できる点が特徴です。
大会やチーム活動の記念


部活動では大会に参加すると、チームTシャツが配られたり、メダルやリボン付きの賞章を受け取れたりすることがあります。
スポーツの結果以上に「留学の形として残る思い出」ができるのも嬉しい経験だと感じました。
部活動は英語力向上や友達づくりにも役立つ
部活動はスポーツをするだけでなく、英語を実践的に使う場にもなります。
息子の場合、陸上競技のリレーで走順やバトンパスについてチームメイトと相談する機会が多くあったそうです。
授業の英語とは違い、
- 誰が何を得意とするか
- どの順番が速くなるか
- どうすればチームとして成功するか
といった共通目的があるため、自然と会話が生まれます。
授業だけでは接点のない生徒とも関わる機会が増え、学校生活への適応も早くなると言えそうです。
また、部活動は友達づくりや英語力向上だけでなく、生活リズムを整えるきっかけにもなります。
実は、息子にも生活が崩れかけた時期がありました。でも部活動に打ち込むことで生活リズムを取り戻すことができたようで、毎日の生活にメリハリが生まれたとのことです。
順調に見えていた留学生活でも、一時期は学校を休みがちになったことがありました。そこからどのように立て直していったのかは、以下の記事にまとめています。


カナダ高校の部活動は進路(大学進学)にどう影響するか
カナダの高校では、部活動(スポーツチーム)への参加が大学進学においてプラスに働くことがあります。
スポーツチームやクラブ活動での活動経験は課外活動(Extracurricular Activities)として、チーム活動を通じたコミュニケーション力や継続力などが評価され、学業以外の取り組みとしてアピール材料になるケースがあるそうです。
息子の場合は最終的に日本の大学へ進学する方向で考えていますが、カナダでの部活動経験は、学校生活の中で積極的に活動していたという記録として捉えることができたと感じています。
ただし、「部活動に所属していたかどうか」だけで合否が決まるものではありません。
結果として競技成績を残すことだけでもなく、「どのように取り組んだか」「どんな経験をしたか」といった過程そのものが重要となり、成績やエッセイなどとあわせた総合評価になります。
部活動は、進路のために必須というものではありませんが、留学生活を通じて得られる経験としては十分に価値があると感じました。
カナダ高校留学で部活に参加するメリットまとめ


カナダの高校では、自分で興味のある活動を選び、シーズンごとに新しいスポーツへ挑戦できる環境があります。
サッカーやバスケットボールなどのメジャーなスポーツだけでなく、クロスカントリーや陸上、バドミントン、ゴルフなど、日本では経験しにくい競技に出会えることも。
英語に不安があっても、スポーツを通じたコミュニケーションは想像以上にスムーズだといいます。
カナダ高校留学で部活に参加することは、英語力だけでなく、人間関係や海外生活への適応にも大きく役立つといえそうです。
何より「留学中に部活動に打ち込んだ」という経験は、今後、何にも代えがたいものになると感じます。
これから留学を予定している場合は、ぜひ授業だけでなく部活動にも目を向けてみてください。




