「高校留学って、実際どれくらいお金を使うんだろう?」
留学前、多くの家庭がまず気にするのは「総額」だと思います。
実際、
- 学費
- ホームステイ費
- 保険
- 渡航費
など、「必要な費用」に関しては、ある程度事前に見えてきます。

実際にカナダで生活が始まってみると、もうひとつ大きかったのが、「お金の感覚そのものが変わる」ということでした。
日本にいた頃とは、
- 物価の感じ方
- 外食への感覚
- 「高い」の基準
- お金を使う優先順位
がかなり変わっていきます。
そしてそれは、単純な節約や浪費の話ではなく、「海外で生活する」という経験そのものに直結していました。
この記事では、15歳で単身カナダ留学した息子の実体験をもとに、カナダ高校留学で感じたリアルな金銭感覚の変化についてまとめます。

カナダ生活で最初に驚くのは物価の高さ
息子のカナダ生活が始まってまず感じたのは、「何を買っても高い」という感覚だったそう。
外食は「気軽」ではなくなる
カナダ生活が始まってまず感じたのは、「ちょっと食べるだけでも高い」ということでした。
日本にいると、学生同士でファストフードに寄ったり、コンビニで軽く何かを買ったりすることはそこまで大きな出費に感じません。でもカナダでは、その感覚のまま過ごしていると、思った以上にお金が減っていきます。
特に
- チップ文化
- 税抜き表示
- 円安
も重なるため、最初はかなり戸惑ったようです。
例えば、メニューでは「10ドル」と書いてあっても、実際には税金とチップが加わり、最終的には日本円換算でかなり高く感じることがあります。

日本だったらもっと安いのにって、最初ずっと思ってた
これは留学生あるあるかもしれません。
最初は何を買っても高く感じる
外食だけではありません。
スーパー、ドラッグストア、衣類、日用品。とにかく最初は「全部高い」という感覚になります。
特に日本円で考える癖が抜けないうちは「これで2000円近いの?」「日本ならもっと安いのに」などと感じることがかなり多かったようです。
ただ、海外生活では「日本基準」で比較し続けると、ずっとストレスを抱えることになります。
もちろん節約意識は大切ですが、現地の生活に慣れていく中で「カナダではこれくらいが普通」という感覚へ少しずつ切り替えていく必要もあったのだと思います。
「節約=正解」ではなかった
無理な節約でストレスが増えることもある
親としては、どうしても「無駄遣いしないでほしい」という気持ちになります。
留学にはまとまった費用がかかるからこそ、現地でのお金の使い方も含めて考えていく必要があります。
ただ実際に生活してみると、「全部を節約する」が正解ではない場面も多かったように感じます。
例えば、
- 友達との外食
- 学校帰りのカフェ
- イベント参加
- 部活動関連
など。
日本にいると「我慢できる支出」に見えても、現地では「人間関係を作る時間」でもあるんですよね。
もちろん毎回参加する必要はありません。
ただ、必要以上にお金を気にしすぎると、逆に現地コミュニティとの距離ができてしまう難しさもあるように感じました。
留学中は「使うべきお金」もある
留学中は、「何にお金を使うか」がかなり重要になります。
例えば息子の場合、途中から学校の陸上競技(Track and Field)に参加しました。
すると、
- 保険料
- ウェア
- シューズ
- 軽食代
- 移動費
など、少しずつ追加費用も発生します。
でもその一方で、



部活入ってから学校行くの楽になった
という変化もありました。
実際に生活が崩れかけたときに、部活動を通して「自分の居場所」を見つけられたことはとても大きな変化だと思いました。


留学生活では「生活を安定させるためのお金」というものも確かに存在するのだと思います。
単純な節約だけでは測れない部分でした。
「日本円換算」をやめるまで時間がかかる
最初は「全部高い」と感じる
留学初期は、何を見てもまず「日本円ならいくらだろう」と考えてしまいます。
例えば、



この13ドルのバーガー、1ドル115円だとすると約1500円…高い!
という感覚になりやすい。
実際、息子も最初の頃は、買い物をするたびに日本円換算していたそうです。
でも、それをずっと続けていると、何をしても「高い」「もったいない」という感覚が抜けません。
その結果、
- 必要以上に我慢する
- 外へ出なくなる
- 現地生活を楽しめなくなる
という流れにもつながりやすくなります。
現地基準で考え始めてから楽になった
もちろん、お金を気にしなくていいという話ではありません。
ただ、ある程度生活に慣れてくると「カナダではこれくらいが普通なんだ」という感覚に少しずつ変わってくるようです。
最初は高く感じていたものも、現地の相場感がわかってくると必要以上にストレスを感じにくくなるんですよね。
これは単なる慣れではなく「異国で生活する感覚」が身についてきたということなのかもしれません。
留学中は「使うお金」と「削るお金」が変わる
日本にいた頃より減った出費
面白かったのは、日本にいた頃とは「お金を使う場所」が変わったことでした。
例えば、日本にいた頃より減ったものもあります。
- ゲームセンター
- コンビニでの無駄遣い
- 無目的な何となく買う雑貨
など。
日本では気軽に使っていたお金でも、留学中は自然と優先順位が変わっていったようです。
カナダ生活で増えた出費
逆に増えたのは、「生活するためのお金」でした。
- 交通費
- カフェ代
- 外食
- 防寒具
- 学校活動費
など。
特にカナダは、日本より「移動」にお金がかかる場面も多く、バスや電車を使う頻度も増えます。
また、日本の感覚で服を持っていっても、実際に生活すると「思ったより寒い」「必要な服が違う」と感じることも多く、現地で買い足すケースも少なくありませんでした。
つまり、単なる浪費ではなく、「海外で生活を回すためのお金」に変わっていった感じでした。
「日本食」が精神安定剤になることもある
最初は、「せっかくカナダにいるんだから現地のもの食べればいいよね」と思っていました。
でも実際には、日本食がかなり心の支えになる場面もあったようです。



なんかもう、日本の味食べるだけで落ち着く
こういう時期は大人子ども関係なくあるんだなと感じました。
カナダ・バンクーバーには、日本食を専門に取り扱っている店もあり、お菓子や雑貨、インスタント味噌汁なども取り揃えてありますが、とても高価です。






あえて、1カナダドル115円として日本円に換算してみると、ポテチ一袋(4.49ドル)は日本円で約520円。あの歌舞伎揚げ(7.99ドル)はなんと約920円です。人気のあるお茶も高額で、伊右衛門が(4.99ドル)約570円。
日本では気軽に買っていたペットボトル飲料も、カナダでは「毎回買うには高い」と感じる価格です。
それでも「いつもの味」が精神的な安心につながることもあったそうです。
休みの日の前夜に友達とオンラインゲームをしながらつまむのは、海外製のクッキーではなく、日本の食べなれているポテチがいい。
そう聞いたとき、留学中のお金って、単純な栄養補給だけじゃなく「メンタル維持費」みたいな側面もあるんだと思いました。
「親が全部管理しすぎない」難しさ
高校留学は未成年留学なので、どうしても親側が管理したくなります。
当初は、お金の使い道や無駄遣いしていないか、本当に必要なものが買えているのかなど気にしていましたが、ある程度は「本人に任せる」ことも必要だったのかなと今は感じています。
もちろん放置ではありません。
でも、自分で使い方を考えて、
- 今月ちょっと使いすぎた
- これは必要だった
- これは無駄だった
を経験することを含め、留学の経験としての一部だったのかもしれません。
実際、コンビニのレジでプリペイドカード残高が足りず、「使えない」と言われてしまったこともあったとか。
その経験があってこそ、カード残高には常に気を配ったり、使い方の振り返りにつながるなどプラス要素となった部分もあったのではないかと思います。
留学で変わったのは「英語力」だけじゃなかった
留学というと、どうしても
- 英語力
- コミュニケーション能力
- 海外経験
に目が向きます。
でも実際には、「お金との向き合い方」もかなり変わったように感じます。
限られた予算の中で、何を優先するか、どこにお金を使うか、どこを我慢するかを自分で考える。
これは、日本で親と暮らしているだけではなかなか経験しにくい部分かもしれません。
まとめ|カナダ高校留学は「生活する力」が試される
カナダ高校留学では、単純に「海外で勉強する」だけではなく、「異国で生活を回していく力」が求められます。
その中には当然、「お金との付き合い方」も含まれていました。
最初は、
- 高い
- 不安
- もったいない
と感じることも多かったと思います。
でもその中で、
- 必要なお金
- 無駄なお金
- 心を守るためのお金
を少しずつ自分で判断していく。
それもまた、留学で得られる大きな経験のひとつなのかもしれません。
実際に生活してみると、留学は「英語を学ぶ場所」というより「限られたお金と環境の中で、自分で考えて暮らす経験」なのだと感じました。







