カナダ高校留学の費用はいつ払う?実際の請求時期と3年間の総額を公開

カナダ高校留学というと、まず気になるのは「初年度費用」だと思います。

留学費用に関する情報は多くありますが、「いつ・どのタイミングで・どれくらい請求されるのか」といったお金の動きの実際の流れまで詳しく書かれているものは意外と多くありません。

我が家自身も、留学準備の段階で一番知りたかったのはまさにこの部分でした。しかし、調べてみても総額や初年度費用の説明はあっても、請求のタイミングや支払いの具体的な流れまではなかなか見つからなかったのです。

本記事では、実際に経験した請求の時期や金額の動きをもとに、「いつ・どのくらい・どんな流れでお金が動くのか」がイメージできるようにまとめています。

このブログは、日本の中学卒業後にカナダの公立高校へ留学した息子の、卒業を目指す奮闘の実体験を保護者目線で記録しています。

今回は、請求内容や支払いスケジュール、おこづかいなどを含めた3年間の総額など、実際に経験したことを中心にまとめています。

目次

入学3か月で「次年度継続」のメールが届いた

突然届いた「Congratulations」メール

9月に無事入学し、ようやくカナダでの高校生活にも少し慣れてきたころ。教育委員会から、突然「Congratulations!」というメールが届きました。

最初は、入学に関するお祝いメールかと思ったのですが、届いたのは12月。

内容を確認すると、そこには次のように書かれていました。

「次年度(Grade11)への進級が認められました」

入学からわずか3か月。1学期が終わり、成績表が配布された頃のことでした。この時点で、すでに次の学年への進級が確定したという通知だったのです。

日本でいうと、春に高校へ入学して、最初の夏休みを迎える頃に次年度の話をされているような感覚。

え? もう次年度の話?

もちろん進級できること自体は安心材料ではありますが、あまりにも早いタイミングだったため、正直なところ実感はほとんどありませんでした。

そして実は、このメールにはさらに重要な内容が続いていました。

支払期限は1月中旬、想像以上に早かった

メールには、

・次年度の所属枠を確保するため、1月中旬までに再登録同意書の提出と学費支払いが必要
・さらに、その後7月までにホームステイ費用の支払いが必要

と書かれていました。

つまり、実質1か月ほどで支払い準備をしなければならず、期日までに署名と学費の支払いが完了しなければ、進級資格を失ってしまうということです。

カナダの高校留学では、かなり早い段階で翌年度の定員管理が始まるんだと驚きました。

手続きはすべてオンライン|ポータルサイトで提出

再登録同意書は教育委員会のポータルサイトからダウンロードする形式で、すべてがオンライン上で完結しました。

STEP
契約書をダウンロード

学校のポータルサイトからPDFを取得

STEP
保護者が署名

内容確認後サイン

STEP
PDFをアップロード

スキャンしてポータルサイトにアップロード

STEP
支払

エージェント経由でも、個人でも可

STEP
無事に次年度の枠を確保

といった流れです。

日本の学校関係だと紙文化がまだ多い印象ですが、カナダはデジタル化が進んでいる印象でした。

実際に請求された金額と期限

請求内容を見たときにまず思ったのは

やっぱり高校留学って本当にお金がかかる…

ということでした。

今回の請求は、学費やホームステイ費用を合わせたものでしたが、実際に必要になるのはそれだけではありません。

留学生活が始まると、生活費やサポート費用など、さまざまな出費が発生します。

その結果、我が家の場合は年間600万円超を見込む必要があると感じました。

まずは、実際に請求された費用の詳細から見ていきます。

学費とホームステイ費用、合わせて390万円

今回の請求は学費関連とホームステイ費用。どちらも教育委員会への支払いです。

まずは学費関連について、実際の請求内訳は以下のようなものでした。

【学費】請求内訳金額
授業料17,250CAD(約207万円)
健康保険料750CAD(約9万円)
再登録料300CAD(約4万円)
夏季保険料200CAD(約2万円)

合計すると18,500CAD。当時は1カナダドル=約120円程度なので、学費関連だけで約220万円です。

ホームステイ費用】金額
ホームステイ費用14,000CAD(約168万円)

こちらは日本円換算で約168万円。

学費との合計で、約390万円の請求となりました。

エージェント関連費用の請求は約85万円

支払いは、これで終わりではありません。翌春には、留学エージェントから次学年向けの費用の請求が届きました。

息子が留学を開始したのは、5月。語学学校に通うため、高校入学の3カ月前には、留学エージェントとの契約を済ませていたのです。

そのため、春には2年目の更新費用が発生することになります。

  • 次年度留学エージェントサポート費用
  • 現地オフィスサポート費用
  • 学生ビザ延長手続き
  • 後見人(ガーディアン)手配費用
  • 民間保険料(留学保険)
  • 現地銀行手数料

合計すると、約85万円ほどになりました。

請求書による目に見える出費が、ここまでで約475万円です。

数字として見ていたときと、実際に請求書として届いたときでは、重みが全然違います。金額以上に、「本当にこれも払うんだ…」という精神的インパクトが大きいものでした。

実際の年間総額は600万円超

実際にかかる年間の総額は、目に見える請求だけではありません。生活費やおこづかいを含めると、どんどん膨れ上がっていきます。

結局、トータルでいくら見ておくべきなのか。もちろん個人差はありますが、我が家の場合の年間総額を公開します。

留学は「請求金額以外の出費」も多い

実際に留学生活が始まると、請求金額以外にもさまざまな費用が発生します。

食費はホームステイ費用に含まれていますが、外食や娯楽、交通などの個人消費は含まれません。

そのため、現地生活が始まると「毎月少しずつ出ていくお金」が大きく感じました。

  • 外食
  • 交通費
  • 部活動費
  • 学用品
  • スマホ料金
  • 現地イベント
  • 交際費
  • 洋服や日用品
  • 現地でのお小遣い
  • 一時帰国時の航空券

など、現地生活では細かい出費で想像以上のお金が動きます。

また、日本よりも物価の高いカナダでは、外食や交通費、日用品など、日常の小さな支出でも日本との違いがあり、これは実際に生活をしなければわからないことだったと実感しています。

意外と大きいスマホの固定費。大失敗したことも

留学生活において、今やスマホは必需品です。

一時的な旅行などでの海外での使用には、Wi-Fiルーターのレンタルなどが一般的ですが、さすがに現地で3年間を過ごすとなると、そうもいきません。

我が家では、カナダの通信会社 Telus(テラス) と契約しました。データ容量に応じた月額プランです。

我が家は当初、75ギガ・月額30ドルのプランを選びましたが、学校にも家にもWi-Fi環境が整っているため、データ容量が余り、プラン変更をしたことがあります。

それが大失敗の元でした。

その時に限ってデータ容量をいつも以上に消費し、なんと3ギガの超過で45ドルの請求が来たことがあったのです。

スマホの契約プランについては慎重に選ぶ必要があると痛感した、我が家にとっての大事件でした。

海外生活においては、スマホの固定費もしっかりと生活費に計上する必要があります。

おこづかいは、毎月いくらが妥当?

これは、学校の場所や住む地域によっても大きく変わってくるところだと思います。

息子によると、日常のお金の使い方は友達によって全然違うとのこと。

我が家では、日本から必要金額をチャージするタイプのプリペイドカードを持たせていて、生活に必要な費用を定期的に入金しています。

ファッションにそれほど興味もなく、日用品もあるもので済ませるタイプの息子。

それでも、部活のある日に学校のカフェで小腹対策をしたり、週末に友人と外食をしたりすることもあります。

また、学校外でのイベントや、ライブなどに行ったり、季節によってはスノーボードにワンシーズンで数回遊びに行ったりと、遊びをすべて我慢して勉学だけに励んでいるわけではありません

部活で使うスニーカーなど、高価な買い物が必要になったときには、その都度「これ買いたいんだけど・・・」と相談があったりもします。

そんな息子の場合ですが、平均すると2か月に1回程度の頻度で約10万円(800カナダドル前後・為替による)を日本からチャージしています。

結局、総額はいくら見ておくのが正解?

我が家の感覚としては、

カナダの公立高校へ留学する場合、3年間の総額は1,800~2,000万円(年間600~650万円程度)は見ておいた方が安心

というのが正直な印象です。

都市や学校、為替変動によっても大きく差が出ると思いますが、バンクーバー地区の学校に通う息子の場合の1年間でかかる費用感は以下の通りです。(為替レートは1カナダドル=120円換算・時期に寄り変動あり)

内容年間費用
学費・保険約220万円
ホームステイ費用約168万円
エージェント関連約85万円
生活費・おこづかい・一時帰国費110〜170万円
スマホ費用(年間ベースでの平均)約5万円
年間費用合計600~650万円

最初は「公立だから私立より安い」というイメージもありましたが、学費だけでなく、ホームステイ費用、サポート費用、日常の生活費、スマホ固定費などを含めると、決して「安い」とは言えない金額です。

だからこそ、留学準備では生活費も含めたトータル費用で考えることが大切だと強く感じました。

支払い方法は、留学エージェント経由か直接支払いか

直接支払いなら為替メリットもある

留学エージェントからの案内では

  • 留学エージェント経由
  • 学校への直接支払い

どちらでも対応可能とのことでした。

留学エージェントに支払いを依頼する場合、為替リスクヘッジ分としてエージェント側で約5%程度加算請求されます。

そのため、費用を少しでも抑える目的で、教育委員会へ直接支払いを選択する家庭もあるそうです。

また、為替面でのメリットを考慮すると、円高タイミングを狙えるならば直接送金の方が安くなることもあります。

1年目。我が家は「安心優先」を選んだ

我が家は初めての海外留学。

しかも経験したことのない、まとまった金額の海外送金です。

英語で書かれた契約内容や返金規定を自分たちだけで確認すること、高額の海外送金を間違いなく行うことに、不安を感じていました。

そのため、1年目である今回は、多少費用がかかっても留学エージェント経由でお願いすることに決めたのです。

継続申込書の代筆まで対応してもらえたのは、かなり助かりました。

細かい返金規定。でも必ず確認した方がいい

次年度継続申込書には、返金規定やキャンセルポリシーについても細かく書かれていました。

例えば、

・キャンセル時期
・ビザ却下の時の扱い
・自己都合退学の場合
・ホームステイ途中解約

など。

最終的に、返金などの考慮が必要な状況には至りませんでしたが、高校留学は金額が大きい分、「もしもの場合」を想定した規約の確認は本当に大事だと思います。

実際の入金は「かき集め感」がすごかった

メールを受けとってから最初の支払期限までは約1か月。

我が家では数百万円単位の大金を簡単に動かせるような経済状況では決してありません。

しかも次学年の請求がこんなに早く来るとは思わなかったこともあり、普通預金、定期預金、学費用の別口座など、あちこちから資金を集めることに。

結果、なんとか支払期限前に入金手続きを済ませることができました。

特に最近は円安の影響がかなり大きく、同じカナダドルでも日本円換算すると数十万円単位で差が出ることもあります。

高校留学は、3年間という長期間。

「かなり早めの更新制で年一括払い」ということは、頭の片隅に入れておく方が良いかもしれません。

まとめ|実際に通い始めると見える景色もある

実際にカナダ高校留学を経験してみると、「最初に支払って終わり」ではなく、毎年かなり早い段階から次年度費用の準備が始まることを実感しました。

我が家の場合、年間のおおまかな支払いスケジュールは、

12月初旬

次年度学費の請求(翌1月支払)

翌年の春ごろ

各種サポート費用の請求・支払

7月ごろ

ホームステイ費用の支払

といった流れでした。
このサイクルは2年生・3年生でも基本的に続いています。

そのため、カナダ高校留学では「初年度費用」だけでなく、「継続して発生する費用」まで含めて考えておくことがとても大切だと感じました。

もちろん、費用だけ見れば簡単に決断できる金額ではありません。
円安の影響もあり、実際に送金すると、その重みを何度も実感します。

それでも、息子がカナダで生活し、現地校へ通い、英語で周囲の人と話し、自分で考えて行動し、少しずつ成長している姿を見るたびに、「お金では換算できない経験もある」と感じています。

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